忍者ブログ
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

風立ちぬ感想

まず「庵野wwwwwwww」ってめちゃめちゃバカにして行ったんだけど、すごい良かったよ…もう一度言う、すごい良かった。良い声、っつか、「この青年はこういう声をしているよな」としっくりきて。朴訥な感じも良かったしここぞってときに掠れる声にもドキッとした。
それで声が好きになってしまったのもあって二郎さん中身も紳士で良い男だからものすごくときめいて好きになってしまって、「この私がジブリ映画のメガネ男なんぞを好きになるなんてうわあああああああ」と悶絶葛藤しながら見た。忙しかった。

ホモだったかって??二郎さんはホモじゃねえよ!!失礼な!!ただちょっとホモ野郎が一人…いただけだよ!!あのホモ野郎二郎さんの腰掴みやがって許さん!!!

「飛行機は戦争の道具でも商売の道具でもない」という台詞に駿の想いが全部込められてる気がして涙がこみ上げた。そうだそうだ、と思った。飛行機はロマンで美しいものだとわたしも思う。駿の映画にずっとそれを教えてもらったんだ。
すごい戦闘機を作ったからって、それが一体どうしたっていうんだ、ゼロ戦で一体何人死んだんだ、結局負けたし、なんにもならなかったんじゃないか、って思いも確かにあるけど、何かにはなったんだって思いたいしそういう願いを受け取った。


菜穂子は良い女だなあ。ちょっと理想的すぎる気もするけど、ああいう女性が現実にいて欲しいなあ。「生きて」と空に消える、そんな陳腐な台詞とシーンが、あんなに響くなんてすごい。泣きすぎて息が出来なかった。かなしいんじゃなくて、「なんてきれいなんだ」と思って涙が止まらなかった。一枚の風景画のような映画だった。アリエッティのときも似たようなことを感じたけれど、あれは音楽と背景だけが突出して美しくて話は鼻で笑っちゃう感じだった。風立ちぬはそうじゃないな。ストーリーの完成度が違う。一見スマートに思えるけど、こういう話を書くのはすごく難しいことだと思う。

あとは、黒川さんが良かった。すごく良かった。作中一番イケメンじゃないかな。黒川さんのためにもう一回見に行ってもいい。
カストルプさんも良かったなあ!「いい夏デス」って台詞が、特に好き。

「ゼロ戦を作る話」だと思って見に行ったんだけど全然そんなことはなかった。「戦争もの」だとか「悲恋もの」だとか思ってる人も、そうじゃないよ。これは「美しい映画」、そして「願いの映画」だと私は思った。

拍手[0回]

PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne